第十七話 Darkness・・・・/Reverse Bパート

おそらく、日中に見れば、それはなんてことはない、ただの水が溜まった大きな箱だった
しかし、今は・・・・何よりも不気味に見えた

電灯のスイッチを諦め、すぐに待合室の中に戻った
しかし、その恐怖は無くらなかった

―決断の時が来た

確かにここで待てば、寒さも防げるし、近くにコンビニもある
しかし狭い待合室、ガラス張りのドア、そして後ろの水の溜まった箱
安心はできなかった

それに一昨日とは違う――今度は三つ南の駅、蓬田まで歩けば近くにコンビニもある
タイツもロンTもマフラーも、そのために買ったんだ

―だから、行こう。8745mを超えて、蓬田へ・・・・


0:50―私は蟹田駅の近くのコンビ二で買った缶コーヒーを握り締め、南へと歩き出した

青森の夜は、北海道よりも寒かった
緯度的には当然、北海道よりも下に位置していた、
マフラーもタイツも身につけていた
それでも、吹き付ける風が体温を奪っていった

1:40―蟹田よりひとつ南の駅、渡辺地周辺まで来た
国道は海沿いに走っいたが、車は一台も通らなかった

2:20―更にひとつ南の駅、郷沢駅周辺へ
民家が道沿いに建っていたが、どの家も明かりがついていなかった

3:15―遂に蓬田駅周辺までたどり着いた

まずはコンビニに向かう

国道から西へ進むと、バイパス沿いにコンビニが見つかった

コンビニには店員しかいなかった
―うちのコンビニもこれくらい客入りが少なければ楽なのに・・・・・
そんなことを思いながら立ち読みをはじめた

時刻が4:00に差し掛かるころ、いつまでも立ち読みをしているのは迷惑と思い、焼き鳥を買って店を出た

コンビニの前には南北にまっすぐバイパスが走っていたが、やはり車はほとんどと言っていいくらい走っていなかった
少しそのバイパス沿いをうろついていると、雪が降ってきた

降るといっても、ほんとに僅かに振る程度だったが、これ以上体温を低下させるのも得策ではないと思い、蓬田駅へと向かった

駅にはすぐに着いた
待合室は電気がついていた
―また消えたりしないよな?
そんな疑問が頭を掠めたが、それでも外で待つのは厳しすぎるので留まる事にした

私は待合室にあった少年エースを読みながら、私は青森行きの始発を待つことにした―

→次回予告
 ―無事に朝を迎えることができた私
 ―往路のルートを外れ、秋葉原を目指す
 ―ツインテール探しの旅、その6日目
 ―私が遭遇する悲劇とは?
次回「Love/Death Tragedy」へ続く・・・・

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